どうも。こんにちは。
ケミカルエンジニアのこーしです。
本日は、公害防止管理者(ダイオキシン)の難易度と勉強時間の目安、おすすめ参考書について、お話していきます。
この記事を読むことで、公害防止管理者の試験勉強をいつ頃始め、どのくらい勉強すべきかがわかります。
本記事の内容
・公害防止管理者(ダイオキシン)の難易度
・合格体験談
・使った参考書・問題集
・効率的な勉強法
・その他の合格体験談
この記事を書いた人
こーし(@mimikousi)
目次
公害防止管理者(ダイオキシン)の難易度
公害防止管理者(ダイオキシン)の合格率推移
2016〜2019年の4年間の合格率は35〜50%くらいで推移しています。
年によって約15%も合格率が異なるため、どの年に受けるかによって難易度が大きく変わります。
過去問を解いてみても、2016年度は「概論」、「特論」共に難しく、2019年度は「概論」が難しかったです。
一発合格率
公害防止管理者には、「科目別合格制度」があります。
合格した科目は2年間試験免除となりますので、最悪3年かけても良いということです。
古いデータしか見つかりませんでしたが、一発合格率(免除科目数0の合格率)を上のグラフに示しました。
一発合格率は、11〜28%(平均19%)で推移しており、やはりどの年に受けるかによって難易度が大きく変わる印象です。
大気1種や水質1種に比べて、科目数が3科目と少ないため、大気1種、水質1種よりも難易度は易しいと言えます。
また、大気1種で勉強した排ガス処理、水質1種で勉強した排水処理がダイオキシンでも出題されるため、大気1種と水質1種を受けたことのある方は、かなり取り組みやすいのではないかと思います。
勉強時間の目安
- 必要勉強時間(目安) : 60時間
- 一日の勉強時間(目安) : 平日1時間、休日2〜3時間(週10時間)
- オススメ勉強開始時期 : 8月中旬お盆休み明け〜(試験日:10月初旬)
1科目20時間くらいが目安です。
前年に大気1種や水質1種に合格していると、公害総論が免除になっていると思います。
よって、その場合の必要勉強時間は40時間で、勉強開始時期は9月〜となります。
合格体験談(2020年)
勉強時間(実績)
前年度に水質1種を合格していたため、「公害総論」は免除で、「ダイオキシン類概論」「ダイオキシン類特論」の2科目を受験しました。
2科目だけでしたので、9月の2週目から勉強を開始しました。
余裕を持って勉強することができ、累計48.0時間勉強しました。
水質1種を2018年に受験した際は、平日0時間、休日2〜3時間という「休日集中型」の勉強をしてしまい、1発合格を逃しました。
やはり、勉強は毎日コツコツの方が効率が良いと思います。
そこで、今回は毎日1時間以上勉強するように心がけ、見事合格を勝ち取りました。
一発合格を逃したときの勉強記録はこちらです。
-
公害防止管理者(水質1種)の難易度は?【合格体験談】
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試験結果
2020年 | ダイオキシン類概論 | ダイオキシン類特論 |
合否 | 合格 | 合格 |
正答率 | 14/15 | 20/25 |
問1 | × | ○ |
問2 | ○ | ○ |
問3 | ○ | ○ |
問4 | ○ | ○ |
問5 | ○ | ○ |
問6 | ○ | ○ |
問7 | ○ | ○ |
問8 | ○ | × |
問9 | ○ | × |
問10 | ○ | ○ |
問11 | ○ | ○ |
問12 | ○ | ○ |
問13 | ○ | ○ |
問14 | ○ | ○ |
問15 | ○ | ○ |
問16 | ○ | |
問17 | ○ | |
問18 | × | |
問19 | × | |
問20 | ○ | |
問21 | ○ | |
問22 | ○ | |
問23 | ○ | |
問24 | ○ | |
問25 | × |
余裕をもって勉強できたため、危なげなく合格できました。
今回、「公害総論」は免除だったので良かったのですが、「公害総論」は、なめてかかると足をすくわれてしまう科目ですね。
2020年度は難化したという噂を耳にしました。
「公害総論」は、最新情報をネットで調べたりしないといけないので、意外と対策が面倒です。
使った参考書・問題集
使用した参考書は、下記2冊だけです。
ダイオキシン類は、参考書が少なく困りましたが、こちらを買って正解でした。
平成18〜24年の7年分の過去問を問題の内容別に分類し、整理して解説を加えた参考書(問題集)です。
過去問を内容別に整理してあるところがミソで、似たような問題が連続するため、出題傾向がつかみやすかったです。
過去問題集を解く前に、こちらの問題集を通読+2周解くことをおすすめします。
注意ポイント
問題が古いため、「ダイオキシン類概論」の「排出インベントリー」は役に立ちませんでした。
排出インベントリーに関しては、環境省HPで最新版データを確認しておく必要があります。
【追記】今は手に入らないようなので、公式テキストで勉強するしかないですね。。
(2)公害防止管理者等国家試験 正解とヒント ダイオキシン類関係
過去問題集はまちがいなく必要です。必ず買いましょう!
ちなみに、過去問題集は毎年4月に発売されますので、4月以降に最新版を購入しましょう。
効率的な勉強方法
資格勉強のコツは、過去問を繰り返し解くことです。
良質な参考書1冊と過去問題集1冊を繰り返し解きましょう!
- 参考書を通読(例題も含めて)
- 参考書の例題を解く(1回目)
- 過去問を5年分解く(1回目)
- 参考書の例題を解く(2回目)
- 過去問5年分を解く(2回目)
- 過去問2回目で間違ったところのみ解く(3回目)
- 覚えにくい表や図などをノートにまとめる
ここまでやれば、かなりの高確率で合格できます。
ちなみに、ノートにまとめる作業は、試験直前で良いです。(1週間前くらいから)
最初からノートにまとめながら勉強する人もいますが、効率が良い勉強法とは言えません。
公害防止の試験内容であれば、読んで理解できないということはないからです。
(数学など、読んだだけでは理解しにくい教科については、ノートに書きながら理解する方が良いです。)
参考書、過去問題集を繰り返し解いてみて、それでも覚えられないところだけ、ノートにまとめましょう!
問題を解きながら、覚えておいた方が良いなと思う箇所にはふせんを貼っておくことをオススメします!
その他の合格体験談
ダイオキシン類の合格体験談はあまりないですね。。。
受験者が少ないので当然かもしれませんが。
あと、参考書も少ないので、おすすめしている参考書もみんな同じですね(笑)
【おまけ】大気1種の合格体験談
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公害防止管理者(大気1種)の難易度は?【合格体験談】
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【おまけ】水質1種の合格体験談
-
公害防止管理者(水質1種)の難易度は?【合格体験談】
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