どうも。こんにちは。
ケミカルエンジニアのこーしです。
本日は、統計検定2級向けのオススメ参考書についてお話していきます。
この記事を読むことで、統計検定2級向けの参考書選びに失敗することはなくなります!
合格体験談はコチラ↓↓
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【初心者向け】統計検定2級の難易度は?【合格体験談】
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本記事の内容
・統計検定2級向けのオススメ参考書
・マンガで学ぶには
・無料で学ぶには
この記事を書いた人
こーし(@mimikousi)
統計検定2級向けのオススメ参考書
合格体験談でも紹介しておりますが、統計検定2級向けのオススメ参考書は下記の5冊です。
(1)統計学がわかる ファーストブック
(2)統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】 ファーストブック
(3)基本統計学(第3版)
(4)基礎統計学Ⅰ 統計学入門(通称:赤本)
(5)日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2018〜2021年]
本記事では、1冊ずつ本の内容についてしっかり解説していきたいと思います。
【超入門書(2冊)】
統計学になじみのない方は、超入門書で統計学の考え方に慣れておいた方が、教科書を読むときに挫折しにくくなります。
私は、読み物系はkindleで買うようにしており、下記2冊はkindle版があったため購入しました。
(紙で読みたい派の人は、後述する「マンガでわかるシリーズ」もオススメです!)
(1)統計学がわかる ファーストブック( オススメ度 ☆☆☆☆)
統計学の基本である、平均、分散、信頼区間についてゼロから学ぶことができ、さらに後半ではカイ2乗検定、t検定、分散分析について学ぶことができます。
アマゾンの評判も星4.3と非常に高いですね。
Excelによる解法についても解説しており、確認テストで実際にExcelを使って統計解析ができます。
分散分析はこの本だけで過去問が解けてしまいました。
(2)統計学がわかる【回帰分析・因子分析編】 ファーストブック(オススメ度☆☆☆)
この本では、散布図、相関係数、回帰直線の基礎から、重回帰分析(偏相関係数)や因子分析について学ぶことができます。
どの教科書も回帰直線や重回帰分析、因子分析の説明は難しいため、この超入門書で慣れておくと良いと思います。
私はこの本でも難しいと感じたので、流し読みしました。
Excelの解法が載っているので、実務で使う場合にも参考になりそうです。
【入門書(1冊)】
大学で使用されているちゃんとした統計学の教科書の中で、できるだけやさしめの教科書を選びました。
正直、この1冊だけで合格レベルに達することができます。
解説→例題の流れで、具体例を示しながら説明してくれるので、とてもわかりやすいです。
例題を示しながら解説してくれる教科書は意外と少ないです。
特に、検出力(検定力)の解説はどこの教科書よりもわかりやすかったです。
また、練習問題が豊富なので、理解度に不安があったら、練習問題を解いて理解を深めることができます。
最終章では、「時系列分析」の解説もあり(これが購入の決め手でした)、時系列分析の概要をつかむことができました。
時系列分析のコレログラムと中心化移動平均は、試験に出たので本当に助かりました。
デメリットは、ポアソン分布の詳しい解説が省略されていることと、練習問題の詳しい解説がないことです。
練習問題の解答はコチラ
ただ、統計検定2級の出題範囲を完全に網羅している教科書はないので、このデメリットはどの教科書を選んでも一緒ですね。
練習問題の詳しい解説についても載せている教科書はほぼ無いような気がします。
<参考ツイート>
統計検定2級。web統計とこれを行ったり来たりしてます。赤本でなんかよくわからなかったことも、これだと易しく書いてあるから助かる pic.twitter.com/yXEwYVOivF
— すたすた@3年後にデータサイエンティスト (@stasta2111) December 6, 2020
【基礎(1冊)】
(4)基礎統計学Ⅰ 統計学入門(通称:赤本)(オススメ度☆☆☆☆)
確率分布の解説がとにかく豊富です。ポアソン分布、幾何分布はこの教科書で勉強しました。
また、不偏分散の自由度がn-1である説明は、いろんな人がこの本を引用していると思います。
この教科書のデメリットは、仮説検定と回帰分析の解説が少ないことです。
ただ、データサイエンティストはみんな持っているというくらい超定番の教科書です。
今回は、統計検定2級向けの参考書ということで、オススメ度は☆1つ減らしました。(統計検定2級〜準1級レベル)
書評記事はコチラ↓↓
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【書評】「統計学入門」(東京大学出版会)
続きを見る
(5)日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[2018〜2021年](オススメ度☆☆☆☆☆)
過去問をしっかり解いて、出題傾向に慣れるというのが、資格試験の王道です。
統計検定2級は、1年に2回試験があるので、3年分(計6回分)の過去問を解くことができます。
最初は全然解けなかったので、教科書を読みながら解きました。
読んでわかると問題が解けるというのは、完全に別ですね。
(2023/1/30追記)
日本統計学会公式認定 統計検定 2級 公式問題集[CBT対応版]
ついに、統計検定2級CBT対応の公式問題集が出ました!!
CBT対応の問題集で問題に慣れ、メキメキ力をつけていきましょう!
マンガで学ぶには
数式が本当に苦手な人は、マンガでわかるシリーズを読み、さらにハードルを下げることをオススメします!
kindle版があれば、私もマンガでわかるシリーズを購入していたと思います(当時はkindle版が無かった。。)。
(本を買いすぎて、本棚に入りきらない状態なので)
ちなみに、マンガでもよくわからない!という方は、Udemyの動画講座という最終手段があります。
月に1〜2回、セールを実施しており、1講座1,500円程度で購入できます。
また、30日間返金保証もついており、気に入らなければ返品できます!
無料で学ぶ方法とは?
ネットの情報だけでは体系的に学ぶことはできないため、教科書を買って読むことをオススメします。
教科書を読破すると自信もつきますね。
あと、身銭を切ることで覚悟が決まるという効果もあります(笑)
(私はおそらく5万円以上費やしていると思います。)
ただ、そこまでお金かけることはできないという方や、自信がないので、まずは無料で試してみたいという方向けに無料で学ぶ方法についてまとめてみました。
動画が豊富にあるので、教科書に近いレベルで体系的に学ぶことができます。
お試しで、視聴してみるのも手かと思います。
こちらのサイトは、統計検定2級の内容をすべて網羅するように設計されたサイトです。
過去問を解いていて、わからない用語が出てきたら、まずこのサイトで検索すべきです。
多くの合格者が「統計WEB|統計学の時間」を2〜3周読んだら合格できたと言っているので、このサイトを熟読するだけでも合格レベルに達することができるようです。
(3)模擬問題集|Bell Curve
先ほど紹介しました統計WEBを運営しているBell Curveが模擬問題集をkindleで販売しています。
1冊500円ですが、kindle unlimitedに加入している方は、無料で読めます。
以上、統計検定2級のオススメ参考書を紹介しました。
この記事がお役に立てるとうれしいです!