どうも。こんにちは。
ケミカルエンジニアのこーしです。
本日は、公害防止管理者(水質1種)の難易度と勉強時間の目安、おすすめの参考書について、お話していきます。
この記事を読むことで、公害防止管理者の試験勉強をいつ頃始め、どのくらい勉強すべきかがわかります。
本記事の内容
・公害防止管理者(水質1種)の難易度
・合格体験談
・おすすめ参考書・問題集
・効率的な勉強法
・その他の合格体験談
この記事を書いた人
こーし(@mimikousi)
目次
公害防止管理者(水質1種)の難易度
公害防止管理者(水質1種)の合格率推移
2015〜2019年の5年間の合格率は25〜35%くらいで推移しています。
年によって約10%も合格率が異なるため、どの年に受けるかによって若干難易度が変わります。
また、受験者数が年々減少しているのが目立ちます。
一発合格率
公害防止管理者には、「科目別合格制度」があります。
合格した科目は2年間試験免除となりますので、最悪3年かけても良いということです。
古いデータしか見つかりませんでしたが、一発合格率(免除科目数0の合格率)を上のグラフに示しました。
一発合格率は、7〜11%(平均10%)で推移しており、非常に低いことがわかります。
各科目の難易度はそこまで高くないのですが、科目数が多く、出題範囲も広いため、一発合格の難易度は高いと言えます。
一発合格できたらラッキーくらいの心持ちで望んだ方が良いかもしれません。
勉強時間の目安
- 必要勉強時間(目安) : 100時間
- 一日の勉強時間(目安) : 平日1時間、休日2〜3時間(週10時間)
- オススメ勉強開始時期 : 7月中旬(試験日:10月初旬)
公害防止管理者の試験勉強は、個人的には面白いと思えず、かなり苦痛でした。
一日の勉強時間は、これ以上増やしたくなかったのが本音です。
ダラダラと長い期間、少しずつ勉強しても効率が悪いですし、7月中旬くらいから勉強し始めることをオススメします!
合格体験談 1回目の挑戦(2018年)
最終的に2年目で合格しましたが、1回目の受験では4科目中1科目だけ落としてしまいました。(2016年に公害総論は合格しているため免除)
もう少し効率良く勉強しておけば良かったです。
私のように後悔してもらいたくないので、勉強時間や試験結果を公開します。
勉強時間(実績)
7月初旬から勉強し始めて、累計89.5時間勉強しました。
平日はほとんど勉強せず、土日に2〜3時間程度勉強していました。
試験前は、平日も少しだけ勉強しています。
平日に5日間も勉強しない日があると、知識が定着せず、我ながら効率が悪いと思います。
短い時間で良いので、平日もコツコツ勉強した方が良いですね。
試験結果(公害総論は2016年に合格しており試験免除)
2018年 | 水質概論 | 汚水処理特論 | 水質有害物質特論 | 大規模水質特論 |
合否 | 合格 | 合格 | × | 合格 |
正答率 | 6/10 | 23/25 | 7/15 | 10/10 |
問1 | × | ○ | ○ | ○ |
問2 | × | ○ | × | ○ |
問3 | ○ | ○ | ○ | ○ |
問4 | ○ | ○ | × | ○ |
問5 | ○ | ○ | × | ○ |
問6 | ○ | ○ | ○ | ○ |
問7 | ○ | ○ | × | ○ |
問8 | × | ○ | × | ○ |
問9 | ○ | ○ | ○ | ○ |
問10 | × | ○ | ○ | ○ |
問11 | ○ | × | ||
問12 | ○ | ○ | ||
問13 | ○ | ○ | ||
問14 | ○ | × | ||
問15 | ○ | × | ||
問16 | × | |||
問17 | ○ | |||
問18 | ○ | |||
問19 | ○ | |||
問20 | × | |||
問21 | ○ | |||
問22 | ○ | |||
問23 | ○ | |||
問24 | ○ | |||
問25 | ○ |
「水質有害物質特論」があと2問足りず、落としてしまいました。
汚水処理特論と大規模水質特論が余裕をもった合格なので、勉強時間が偏っていたかもしれません。(勉強時間の内訳まではメモしていませんでした。すみません。)
ケミカルエンジニアとしては、「汚水処理特論」の勉強が楽しかったです。
一方、「水質有害物質特論」は分析機器とかたくさん出てきて、苦痛でした。
使った参考書・問題集
使用したのは、各科目の参考書4冊と過去問題集1冊です。
上記の科目別問題集を買っておけば、絶対に間違いないです!
ただし、最新版のテキストが随時発売されるため、最新のおすすめ参考書・テキストは下記の記事にまとめています。
-
公害防止管理者 おすすめ参考書・テキスト【大気・水質・ダイオキシン】
続きを見る
資格勉強のコツは、過去問を繰り返し解くことです。
ちなみに、過去問題集は毎年4月に発売されますので、4月以降に最新版を購入しましょう。
合格体験談 2回目の挑戦(2019年)
勉強時間(実績)
公害総論の試験免除が切れてしまったので、「公害総論」と「水質有害物質特論」の2科目を受験しました。
残り2科目だけでしたので、9月中旬から勉強を開始しました。
余裕を持って勉強することができ、累計48.5時間勉強しました。
1回目の受験(2018年)は89.5時間でしたので、合計で138時間勉強したことになります。
試験結果
2019年 | 公害総論 | 水質有害物質特論 |
合否 | 合格 | 合格 |
正答率 | 9/15 | 15/15 |
問1 | ○ | ○ |
問2 | ○ | ○ |
問3 | × | ○ |
問4 | ○ | ○ |
問5 | ○ | ○ |
問6 | ○ | ○ |
問7 | × | ○ |
問8 | ○ | ○ |
問9 | × | ○ |
問10 | × | ○ |
問11 | × | ○ |
問12 | ○ | ○ |
問13 | ○ | ○ |
問14 | ○ | ○ |
問15 | × | ○ |
「公害総論」はギリギリ6割で、「水質有害物質特論」は満点でした!
勉強の配分が恐ろしく下手でしたね。
「公害総論」は、なめてかかると足をすくわれてしまう科目ですね。
最新情報をネットで調べたり、意外と対策が面倒です。
使った参考書・問題集
追加で買ったのは、公害総論対策用の下記1冊だけです。
基本的に、「産業環境管理協会」の科目別問題集と過去問題集をやれば間違いないですね。
効率的な勉強方法
資格勉強のコツは、過去問を繰り返し解くことです。
良質な参考書1冊と過去問題集1冊を繰り返し解きましょう!
- 参考書を通読(例題も含めて)
- 参考書の例題を解く(1回目)
- 過去問を5年分解く(1回目)
- 参考書の例題を解く(2回目)
- 過去問5年分を解く(2回目)
- 過去問2回目で間違ったところのみ解く(3回目)
- 覚えにくい表や図などをノートにまとめる
ここまでやれば、かなりの高確率で合格できます。
ちなみに、ノートにまとめる作業は、試験直前で良いです。(1週間前くらいから)
最初からノートにまとめながら勉強する人もいますが、効率が良い勉強法とは言えません。
公害防止の試験内容であれば、読んで理解できないということはないからです。
(数学など、読んだだけでは理解しにくい教科については、ノートに書きながら理解する方が良いです。)
参考書、過去問題集を繰り返し解いてみて、それでも覚えられないところだけ、ノートにまとめましょう!
問題を解きながら、覚えておいた方が良いなと思う箇所にはふせんを貼っておくことをオススメします!
その他の合格体験談
【おまけ】大気1種の合格体験談
-
公害防止管理者(大気1種)の難易度は?【合格体験談】
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【おまけ】ダイオキシン類の合格体験談
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公害防止管理者(ダイオキシン)の難易度は?【合格体験談】
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