どうも。こんにちは。
ケミカルエンジニアのこーしです。
本日は、「社会人技術者のための英語学習法」について解説していきます。
私自身、社会人になってからTOEICを610⇒880に上げ、その後はオンライン英会話やフィリピン短期留学など、英語学習を続けてきました。
コロナ禍になってからは、英語学習熱は下火になっていますが、これまでやってきた勉強方法を振り返る良い機会になりました。
これまでの英語学習法を振り返るなかで、「これは失敗だったな」と思うことが多々ありましたので、これから英語学習を始める方の参考になれば嬉しいです。
本記事の内容
・英語学習の目的をはっきりさせよう!
・日常英会話に手を出さない(後まわしにする)
・ビジネス英会話とメールに特化する
・読みたい文章(専門英語)から読め
・自分の専門領域に特化せよ
・遭遇しうるシチュエーションを想像し、一人芝居しよう!
この記事を書いた人
こーし(@mimikousi)
目次
英語学習の目的をはっきりさせよう!
「何のために英語を勉強していますか?」
あなたはこの質問にズバリ答えることができるでしょうか。
英語学習の目的(例)
- 就活・転職で有利になりそうだから
- 英語が話せるとカッコいいから
- 海外で働いてみたいから
- 英語で情報収集したいから
- 洋画を字幕なしで見たいから
英語学習の目的を思いつく限り列挙してみましょう。
そのなかで、優先順位をつけてみてください。
英語学習法については、これまで様々な良書が出版されており、ネットにも良記事がたくさん公開されています。
しかし、英語学習の目的までは誰もフォローしてくれません。
「英語の学習方法は、目的によって変えるべき」であるにも関わらずです。
そこで本記事では、社会人技術者が英語を学習する目的とおすすめの学習法について解説します。
英語を使うシチュエーション(社会人技術者編)
多くの社会人技術者が英語を学ぶ理由は、ズバリ「仕事で使うから」ではないでしょうか。
そこで、仕事で英語を使うシチュエーションについて考えてみました。
英語を使うシチュエーション(例)
- メール(チャットも含む)
- 電話(Teamsなど)
- 会議(Teamsなど)
- プレゼンテーション
- 海外出張、海外出向
- 外国人の同僚と話す
- 英語のニュース、専門書、論文を読む
よって、やるべきことはシンプルです。
仕事で英語を使うシチュエーションを想像し、そこで必要となる英語に特化して学習していきましょう!
雑談やプライベートの話題よりも種類が少なく、想像しやすいはずです。
やってはいけない英語学習法
私自身の経験から、「これは失敗だったな」と思った学習法を下記にまとめました。
やってはいけない英語学習法
- オンライン英会話(日常英会話)
- 英語でマンガを読む
- 洋画を字幕なしでみる
社会人技術者が仕事で英語を使うためには、上記の学習法は遠回りです。
何も身につかないうちに、諦めてしまう可能性が非常に高くなります。
×オンライン英会話(日常英会話)
オンライン英会話自体は、「ぜひやるべき」だと考えています。
しかし、「日常英会話には手を出さない」方が良いです。
まず手始めに、日常英会話から始めるというのが大きな間違いです。
日常英会話コースの方が値段が安く、難易度も低めに設定されているため、多くの方が勘違いします。(私もでした汗)
難易度が高かろうが、実際に遭遇しそうなシチュエーションに特化して学習すべきです。
よって、少し値段が高くとも「ビジネス英会話」から始めましょう!
社会人は学習に使える時間が短いですので、目的・目標から逆算して学習していきましょう。
日常英会話に手を出さない(後回しにする)
日常英会話の方が難易度は低いです。
しかし、話題が豊富すぎてネイティブと雑談するレベルまで到達するには非常に時間がかかります。
日常英会話を身につけるためには、単純に「量」をこなす必要があります。
なぜなら、日常英会話は多種多様な場面に遭遇して身につけるものだからです。
おそらく、アメリカやイギリスに数年間滞在しないと身につけるのは困難だと思います。
少なくとも社会人技術者が日常英会話をマスターすべきだとは思えません。
×英語でマンガを読む
TOEICの勉強が終わったあと、実践力をつけるために英語でマンガを読むようにしました。
アクションものだと英語を学べないと思ったので、会話が多そうな少女漫画を中心に読みました。
これまで英語で読んだ漫画
しかし、これも「日常英会話に手を出さない」と同じ理屈で、やらない方が良いです。
息抜きとして読むのは良いと思いますが、勉強法としては遠回りです。
×洋画を字幕なしでみる
TOEICのリスニングがそこそこ聴き取れるようになったので、洋画も字幕なしで挑戦してみました。
「マトリックス」とか「バック・トゥ・ザ・フューチャー」をみてみると、半分くらい聴き取れるようになっており、自信にはなりました。
しかし、哲学的な台詞やキザな台詞を言う機会に遭遇することはありませんでした。
何度も書きますが「日常英会話に手を出さない」と同じ理屈で、これもやらない方が良いです。
何百回と洋画をみていても、英語を話せない同僚もいますので、これも息抜きでみるだけにしてください。
おすすめの英語学習法(社会人技術者向け)
それでは、今までの失敗経験から社会人技術者向けのおすすめの英語学習法を下記にまとめました。
おすすめの英語学習法
- オンライン英会話(ビジネス英語)
- ビジネスメールの添削サービス
- 英語で情報収集
- 仕事で話した内容を英語に置き換える(一人芝居)
オンライン英会話(ビジネス英語)
社会人技術者は、日常英会話ではなくビジネス英語をやりましょう!
ビジネス英語だと多少値段が上がりますが、オンライン英会話なら毎日受講しても月1万円ちょっとです。
(オフラインの英会話スクールだと週1回のレッスンで月1万円超えます。)
どのオンライン英会話サービスを受講すべきか悩むと思いますが、私自身の経験を踏まえて、オススメを2つだけ紹介します。
オススメ① スタディサプリ+ネイティブキャンプ
1番のオススメは、「スタディサプリビジネス英語コースの英会話セットプラン(ネイティブキャンプ)」です。
これは、「スタディサプリのビジネス英語コース」と「ネイティブキャンプ」をセットで受講できるサービスです。
元々は別々に契約していたのですが、気づいたら2つのサービスが連携してました(笑)
私は、フィリピンに短期留学する前に、短期集中で受講できるようレッスン無制限の「ネイティブキャンプ」を選びました。
また、一時期「某英会話スクール」にも通っており、オフラインの「英会話スクール」と「オンライン英会話」を比較して考えました。
レッスンはオンライン英会話で十分代替でき、予習・復習はスタディサプリで代替できると考え「某英会話スクール」は辞めました。
スタディサプリでできること
- リスニング
- ディクテーション
- シャドーイング
予習・復習などのインプットは、スタディサプリで十分です。
大手英会話スクールも同じようなメソッドで予習・復習させていました。
ネイティブキャンプは、短期集中で1日に何回もレッスンを受けたいときに重宝しました。
また、フィリピン人以外の講師もいるので、色んなパターンの”なまり”に対応できるようになります。(なるはず)
よって、下記に該当する方は「スタディサプリビジネス英語コースの英会話セットプラン(ネイティブキャンプ)」がおすすめです。
- 1日に何回もレッスンを受けたい
- フィリピン人以外(ネイティブ含む)と話したい
一方、注意点は下記の通りです。
注意ポイント
- ネイティブキャンプは予約不要。
しかし、超人気講師を受講するには予約が必要(月4回以上は追加料金かかる) - 早い者勝ちで空いてる講師を選ぶため、人気講師は文字通り「奪い合い」
- 毎回講師を選ぶのに時間が取られる(予約制でないため)
- 講師のビジネス経験が豊富とは限らない
オススメ② Bizmates
ある程度英会話レッスンに慣れてきたら、毎日コツコツとレッスンを受けた方が良いです。(本当は英語しか使わない環境に身を置くのが一番です。)
ただ、レッスン無制限だと講師を選ぶのに時間を取られるため、予約して受講するスタイルがオススメです。
そこでおすすめするのが、Bizmates です。
Bizmatesならビジネス経験豊富の講師しかいないですし、ビジネス英会話に特化しているので、レッスンの質も高いです。
特に、英語資料やEメールの添削指導をお願いできるのがアツいですね。
値段がやや高くなるので、本気でビジネス英語を身につけたくなったら挑戦してみてください!
ビジネスメールの添削サービス
これは上述のオンライン英会話サービス(Bizmatesなど)で依頼できます。
人にもよると思いますが、英語を使う機会の中で「ビジネスメールを書く」が一番多いです。
私も英文の添削をしてもらっていますが、無料ツールを使うよりも人に添削してもらった方が勉強になりますね。
英語で情報収集
英語で情報収集は王道ですが、少しコツがいるので解説します。
コツ① 信頼できる人のオススメ記事を読む
コツ② 読みたい文章(専門英語)から読み、自分の専門領域に特化する(分野を広げすぎない)
私は中島聡さんの有料メルマガを購読しており、中島さんのメルマガで紹介されている英文記事を読むようにしています。
他にもGoogleアラートでキーワード検索された記事を読んでいますが、記事の品質が悪いのが悩みです。
優秀な方のフィルターを通して紹介された記事は質が高いものが多く、効率的だと感じています。
よって、情報収集したい分野に習熟していない場合は、信頼できる人からオススメの情報を聞き出す方が効率的です。
つまり、「人から情報収集すべき」ということですね。
もちろん、該当分野の英語に慣れてきたら、網羅的に情報に当たるよう心がけて下さい。
また、世界のニュースとか日本のニュースを読もうとすると、範囲が広すぎてわからない単語が多くなるため、まずは自分の興味のある分野に絞ってみると良いです。
自分専門分野の英語(単語)に習熟し、情報収集が苦にならなくなれば、芋づる式に他の英文も読みやすくなってくるはずです。
よって、読みたい文章(専門英語)から読み、自分の領域に特化することが大切です。
【参考記事】
仕事で話した内容を英語に置き換える(一人芝居)
「一人芝居」は、一番英語能力が向上する学習法です。
例えば、仕事終わりに1日の仕事を振り返り、とある場面の会話・メールの内容を英語に変換してみます。
そして、一人二役で芝居をしてみましょう。
できれば、台詞は暗記します。
最初は短いフレーズで始めて、慣れてきたら長文に挑戦してみましょう。
かなり時間がかかりますが、効果絶大です!!
さらに、オンライン英会話と組み合わせれば、一人芝居用に作成した英文(会話やメール)を添削してもらい、学習効率を飛躍的アップできます。
【参考記事】
TOEIC Part 3・4が聞き取れない→「暗唱」で道は開ける!
TOEICを受ける(基礎固め)
とはいえ、「英語の基礎力も全然足りないのだ」という方は、まずTOEICに申し込みましょう!
最低限のリスニング力とリーディング力を鍛えることができます。
また、会社の昇進基準にTOEICがある方は、点数を稼いでおいても無駄にはならないはずです。
TOEICの勉強方法については、下記の記事を参考にしてみてください。
-
【TOEIC800目指す】理系社会人のためのTOEIC効率的勉強法
続きを見る
最後に
名著「英語耳」の著者である松澤先生はとても大事なことをおっしゃっています。
結局、語学学習の秘訣は「壮大な慣れ」です。
慣れさえすれば、誰でも習得できるのです。
従来のような「お勉強」ではなく、自分の口を動かす「体育会系」の「練習」が使える英語を習得するためのカギです。
よって、ビジネスで使うシチュエーションを想像し、たくさん練習して”型”を覚えてしまいましょう。
「慣れ」を獲得するためには、毎日コツコツ、できるだけたくさんの量をこなす必要があります。
「長期戦」を覚悟し、計画的・戦略的にに勉強練習していきましょう!!
まとめ
まとめ
- 英語学習の目的をはっきりさせよう!
- 日常英会話に手を出さない(後まわしにする)
- ビジネス英会話とメールに特化する
- 読みたい文章(専門英語)から読め
- 自分の専門領域に特化せよ
- 遭遇しうるシチュエーションを想像し、一人芝居しよう!